『高齢者の既得権問題』
- 2017.03.31 Friday
- 15:10
『高齢者の既得権問題』
高齢者の既得権は、
夕張市長選で起こったシルバー民主主義のことを思い出します。
高齢化率が45%の夕張の市長選では今の市長が65歳以上の人の票を集めて当選しました。
一方で60歳以下はすべての世代で対抗馬の人が市長よりも票を集めていました。
でも、多数決ですから多数派の高齢者の影響力には勝てません。
シルバー民主主義とは
少子高齢化の進行で有権者に占める高齢者(シルバー)の割合が増し、高齢者層の政治への影響力が増大する現象です。
選挙に当選したい政治家が、多数派の高齢者層に配慮した政策を優先的に打ち出すことで、少数派である若年・中年層の意見が政治に反映されにくくなります。
年金、医療、介護など高齢者向けの支出が増える一方、教育や子育てなどの分野に充てられる費用が縮小し、勤労世代への負担が増加します。
超高齢化した時代では、そういうことも起きます。
働いていない世代が中心で世の中のことが決まります。
未来を考えるなら、夕張でも医療機関や老人施設よりも、
若い人の棲家、受け入れ態勢、教育などがよりだいじだったとおもいますが、
シルバー民主主義では高齢者優先政策になります。
今の日本もそれに近いことになっているんじゃないかな。
問題はその現状よりもその解決策を示せないことなんじゃないかなとおもいます。