2013年ありがとうございました!
- 2013.12.31 Tuesday
- 18:28
今年もあと少しで終ろうとしています。
この1年多くの皆様に ブログ、フェイスブック、ツイッター等を読んでいただいたり、書き込んでいただいたり、繋がってくださった事に感謝いたします。
沢山の皆様の励ましで、この1年何とかやって来れました。
本当にありがとうございました。
同僚や職員、というより仲間に恵まれました。
普通とは違う形態、やり方でも、その都度適応して頑張ってくれていたと思います。
人間は置かれた環境や立場で、今までのやり方を変える事が出来るんだと、改めて学ばせてもらいました。
職種に関係なく参加できる事が、本当に私自身の視野を広げてくれました。
各地で講演を聞きにきてくださった皆様、そして書籍を読んでいただいた皆様にも感謝いたします。
私の地域医療への取り組みは、自治医大での各地での研修や岩手県の藤沢町民病院での研修に始まり、瀬棚町で公務員として国保診療所の立ち上げを経験して、その次は夕張での公設民営化の取り組みでした。
そして行き着いたのは、民間の診療所で他職種と繋がって「ささえる医療」を展開して町創りを目的にした今の取り組みです。
国の政策や町の行政に文句を言うことは簡単なことです。
だいたい自分で汗をかかないで、全部の人達が他人に任せて満足するなんて事はあり得ません。
地域でリスクを負ってでも自立して、雇用を作り、納税をする事が、実は町創りの一番大切なことだと感じています。
今は NPO法人・医療法人・株式会社 ささえる医療研究所等 形や立場は様々なのですが、要は町創りのために必要な仕組みを取り入れている状態です。
日本人は真面目なので、何となく形にこだわって従来の形やピラミッドを作りたがるように感じますし、私も以前はそうでしたが、最近では目的と手段をいつも意識するようになりました。
目的さえしっかり決まっていれば、手段などどうでもいいことで、手段を目的化してしまうと様々な不具合が生じるように思えます。
今年のキーワードは「覚悟」「愛着」「物語」でした。
自立する覚悟、地域への愛着と物語が、これからの地域に必要だと、現場にいると実感します。
来年のキーワードは未定ですが走りながら考えたいと思います。
様々な失敗を経験して学んだことも多かった1年でした。
何かの本で読んだのですが「人間は失敗から多くを学び、成功しているときには慢心する」というのは、本当にその通りだ!と思いました。
振り返ってみると、案外思い通りの事が出来ているし、モヤモヤしていた事が具体化されてきて、結局良い1年でした。
来年はもっと形になるのではないかと期待してお正月を過ごしたいと思います。
NPO法人ささえる医療研究所 代表 村上智彦