どう生きるか一緒に考える地域をつくるんだ(過去の人気記事)
- 2012.11.30 Friday
- 17:15
みなさんとっても温かくて、真摯に地域医療をされていらっしゃっていて、私のような介護職の話も、一生懸命聞いてくださる人たちでした。
先生たちの人に向き合う姿勢が素晴らしい。この勢いで患者さんに向き合っていたなら、良い医療できるはずです。私も、この真摯な先生の思いくらい、私の利用者さんに向き合おうっておもいました!
私は、これまで福祉から医療をみて、おそらく急性期から慢性期の病への対応へ転換できない医療への違和感をずっと持っていたのですが、
その違和感のからくりをだいぶ解消することができました。
「支える医療」はすごく当たり前に感じることばかりなのだけど、そこへなかなか転換できないことはなぜかということが、どうもわからずにいたけれど、結局、私たち市民が捨てきれない諦めきれない命への悔いや不安を医療で解消しようとしているせいなのだ。
確かに、ずっと心肺蘇生すればあと5分長生きできるかもしれない。
もしかして、手を尽くせばあと3日いきられるかもしれない。
でも、そこにばかり、しがみつくことは、医師を殺人者に追い込んでしまう社会なのだ。
老いること病むことが不安で、過剰な検査をする。介護がたくさんになったらどうしよう、だから早く箱に入れようと施設に入れちゃおうとする。
医療とつながっている安心感がとにかくほしいという今の私たち。
でもね、不安を医療で解消することは、結局は寛容さをなくしてしまうことにつながっているように思えた。
そこをまず変えなくちゃいけないのだと分かった。
医療は全く悪気なく、生活の視点に欠けた治療を時に行ってしまうことがあると思う。
長期療養の病院でたくさんそういうことを私は見てきて、それが医療が悪いと思い込んでいたけれど、私たちの不安感が医療をそういう職種にさせてしまっているのだ。
人は100パーセント死んでしまうから、私たちはそれまでどう精一杯生きるか、どう楽しく自分らしく生きるかを考えるほうへシフトしなきゃなのだ。
そして人の失敗も許せる寛容さのある社会でなきゃ駄目だね。まずは私からじゃなきゃだ!
介護職による痰の吸引等については、相手の職種をもっと理解して、うまくかかわる必要性を感じた。
それから、家族や当事者との信頼関係と同意が一番大事だというスタンスで大丈夫そうだ。
先生たちは、すごーーく素晴らしいチームでした。お金でなくって理念で人が集まってくるのだと思いました。
理念ある取り組みは必ず人を繋ぐんだなって思います。先生のチームは素敵です、理想です。
さて、私も千葉に帰って、この文化を受け継いでいこう。
実践あるのみだ。
岩見沢にいる先生たちの取り組みを、うらやましがるだけでなくって、本当に実行していこ!
どう生きるか一緒に考える地域をつくるんだ。
岩見沢支える医療のみなさま、昨日はほんとうにありがとうございました。
またわからなくなったら、伺わせてください☆