『年功序列も終身雇用もいらない』 

  • 2017.08.15 Tuesday
  • 22:33

『年功序列も終身雇用もいらない』 
例えば現在、事務局長の山田奈緒美は最初は無資格の50代の地元の女性でした。これまでは年齢のために色んなところの面接に落ちていました。でもうちは何歳だろうと16万スタートなので、うちに合っていそうだと判断して採用。彼女は優秀だったので、1年で10万以上の能力給がつき、結果としては同世代の年功序列制度がある会社にいる人よりもいい給与になりました。

 今ではヘルパーや手話、マッサージの資格を持ち、会社の経営業務を会計士さんや社労士さんから学び、学会でまちづくりを語り、電子書籍を発行するまでになりました。

 医療事務の博田彩奈は事務局長の娘さんで、25歳まで正社員になったことがなかったのですが、ヘルパーの資格を取って今では診療所の運営を切り盛りしながら、医薬品や備品の整理や、カルテの入力、訪問診療の同行等も行っていて、看取りも経験しています。最近家を購入して子育てをしながら働いています。

 診療所の最終的な目的は、それぞれの職員がやがて自立して地元で起業することにあります。

 そのために資格を取ったり、経験を積むのが今の職場で、その後は自分たちも地元の若い人たちを雇用するというのが理想です。
(最強の地域医療)から

http://best-times.jp/articles/-/5257

医療の場にこそ「働き方改革」を――。夕張を変えた医師が提言。 | 書籍編集部コラム

 

 

 

 

つまりがんになる確率は50%

  • 2017.08.15 Tuesday
  • 19:38

村上智彦著 『最強の地域医療』より

日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっています。

 つまりがんになる確率は50%とそんなに稀なことではありません。
身近なことで、身内も含めて考えたほうが良いですし、

人間の死亡率は100%ですからすべての人に死を考える機会がやってきます。

 私自身は何度か自分が死ぬことをイメージしたり考えたりしたことはありますが、50代という年齢での発症は想定外でした。

がんになって唯一良かったことは、自分が思っている以上に心配したり応援してくれる人が沢山いて、限られた時間でもやるべきことがあると気がついたことです。

 私の盟友である西村元一医師はこれを「キャンサー・ギフト:Cancer gift」と表現していました。

 選択肢が多すぎると人は迷って無駄な時間を過ごしてしまうが、選択肢が限られるとやるべきことや時間がはっきり分かると彼が言っていた意味が、今の私にはとても理解できます。

やはり受容は難しい。でもギフトもあった。医師が“血液のがん”にかかって分かったこと | 書籍編集部コラム

もしも医師が「がん」になったら、医師は落ち着いていられるのか――?…

 

「最強の地域医療」とは、

  • 2017.08.15 Tuesday
  • 09:32

「最強の地域医療」とは、
まさに地域住民の愛着、覚悟、ものがたりで支えられる医療やケアのことであり、
専門家や行政が与えてくれるものではありません。
医療やケアを守ることがコミュニティを守るためにも必要であり、それは決して専門的な仕事ではない様に思えます。
それが20年以上、地域医療に取り組んできた私の結論です。

 

夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なきものに成功なし
故に 夢なき者に成功なし    

 

村上智彦

『入院は「リスク」である』

  • 2017.08.14 Monday
  • 01:20

(村上著『最強の地域医療』ベスト新書から )

入院は、治療というより刑務所に拘留されている状態です。

 全身の倦怠感、発熱、痛み、長期間、孤独、不安、等、
人間が嫌になる要素がすべて揃っている気がします。

 つらい治療の先に治る保証があれば別ですが、必ずしもそんな保証はない。

 しかし、「入院」という環境を安心・安全と勘違いしている人があまりにも多い!!

よく高齢者にとっては病気の種類に関係なく、
「入院」という行為自体が死亡や認知症のリスクを2〜3倍にするというデータがあります。
治る可能性が低い場合には入院治療が不安の解消にならず、
気がついた時には、
病気と老化と障害が混在して帰れなくなるのだと思います。

「何かあったらどうする?」
「誰が責任を取る?」
 こんなセリフが日本人は大好きみたいですが、
病院は病気に対してはある程度治療効果を発揮しますが、障害や老化に対しては対応できません。
 ベッドに横になって歩かないでいると、
1週間で筋力は20%程度落ちてしまい、若い人でも歩けなくなってしまうと言われています。
 筋力を低下させるのは簡単ですが、
回復させるのにはその2〜3倍の時間や労力がかかってしまい、年齢によっては3週間以上寝かせきりにすると回復困難になって寝たきりになってしまいます。

 

“血液のがん”にかかった医師「どんな病気でもできるだけ入院はするな」 | 書籍編集部コラム

 

 

「高齢者に与えるべき薬の量を誰も知らない」医師が感じた処方薬の間違い

  • 2017.08.12 Saturday
  • 13:56

村上智彦『 最強の地域医療』から

私は薬剤師の資格もあるのですが、薬には「根拠のない線引き」が残っていると感じることがあります。

 小児の薬の量は年齢や体重、体格によって調整しますが、高齢者は成人ですので年齢が20〜30歳で体重が50圓凌佑帽腓錣擦震瑤投与されます。

 しかし冷静に考えたら、個人差はありますが内臓機能は若い時よりは落ちていますし、身長や体重も変わっています。つまり薬の量や種類が若い時と同じ方が不自然です。

 要は薬を10種類飲んでいる人は、体重50圓寮人10人分の薬を飲んでいるのです。副作用の出る確率は薬の数をnとすると2 n の確率で増えていきます。

 統計を見ると、飲んでいる薬が6種類を超えると、意識障害などの副作用が起きる可能性が急激に高くなります。

 また、個人差が大きくて高齢者といっても何歳? という話になります。教科書的には65歳以上ですが、本来は認知能力、筋力測定、視力、聴力や血管年齢、日常生活動作で評価して、それぞれ20歳の時の2分の1くらいになったら「高齢者」と判定するといった基準のほうがいい気がします。

 そして今までの医療の常識も通用しないことが高齢者では多々出てきます。高齢者のエビデンスは日本以外ではなかなか証明できないので、とても大雑把になってしまいますが、いくつかあげてみますと次のようなものがあります。

・塩分は1日12・8g摂っていると長生きである

・高齢者の血圧を下げすぎると認知症が増える

・高齢者でコレステロールを下げすぎると短命になる

・糖尿病の治療も高齢者では厳格にやると死亡率が高くなる

・高齢者は肉中心の食事を取ったほうが長生きである

 暦の年齢だけで考えるのはかなり無理がありますが、ここでは70歳以上の人をイメージして書いています。

 それにしても30歳の人と70歳の人を同じような基準で評価して同じ量の薬を使うのは間違っています。減量したり、種類を変えたり、止めたりすべきものが沢山あります。

 90歳の人に血圧の薬を出していますが、出している医師ははたして90歳まで生きられるのでしょうか。

 例えば正常血圧というのがあります。135/80以下という血圧は、測っている医師や看護師にとっては将来脳卒中や心筋梗塞、認知症を予防して長生きできる数値なのかもしれませんが、それでは90歳の人の正常血圧は誰が保証できるのでしょうか?

 先のことを知らないくせに、ただ単に成人の基準で薬を出しているだけです。場合によっては飲まないほうが余計な害を与えないケースも多々あると思います。

「若い時から30年同じ薬を飲んでいるから……」という方も、よく考えてみると車も服も食べ物も年齢に合わせて変わってきている方がほとんどではないでしょうか。

 もういい加減に「高齢者=成人」という常識はやめるべきです。少なくとも科学的ではありません。

 

村上智彦 最強の地域医療から

 

http://best-times.jp/articles/-/5254

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